研究の競争力は「人材」ではなく「アクセス」で決まる時代へ?
今回取り上げたいのは、文部科学省が電子顕微鏡などの高性能な研究機器を、研究者が自由に使える共同利用拠点として整備する方針を示したというニュースです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG255M70V20C26A2000000/
本事業では、機器の整備だけでなく、それらの管理・運用を担う技術職員や博士人材などの人件費も支援対象とされており、研究設備の共同利用をインフラとして整備することが目指されています。
従来、最先端の研究テーマに取り組むには、高額な機器を保有していることが前提条件となる場合も少なくありませんでした。
今回の取り組みは、そうした設備制約を緩和し、アイデアがあれば研究を開始できる環境を整備することを目的としています。
高性能な機器へのアクセスが制度的に担保されることで、研究テーマの選択そのものが変化する可能性もあります。
特に、空間解析や高解像度イメージングなど、設備へのアクセスが参入障壁となってきた分野においては、研究機会の拡大につながるかもしれません。
研究活動の競争力は、どこまで設備へのアクセスに依存しているのでしょうか。皆さんは、このようなインフラ整備が研究のあり方にどのような影響を与えると感じますか。